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アスベスト 西条市役所別館から基準上回る 今年度中には飛散防止措置

2009-01-14 (水)

 西条市は9日、市役所別館の天井などに基準値(0・1%)を上回るアスベスト(石綿)が検出されたと発表した。同市は「空気中の石綿粉じん濃度は低く、健康被害が生じるものでない」としているが、今年度中にも薬剤で固めて飛散防止の措置をする方針。

 同市は05年度に市有建物の石綿調査を実施しているが、厚生労働省からの再調査通知に基づき、昨年6~9月にかけて再度調べた。市役所別館の食堂や会議室、エレベーター前踊り場など計6カ所で「クリソタイル」など石綿3種の粒子が検出された。

 同市によると、石綿は、階段部分の天井など計約900平方メートルに防音のために吹き付けられており、重量比は基準値を上回る1・6~4・4%だった。【加藤小夜】

毎日新聞 2009年1月10日 地方版